若き少尉の初陣
あとは夏休みをたのしみに待つだけ。天気より電気が心配。日本の電気はどうなるのか。
<読了>
「若き少尉の初陣」グレアム・シャープ・ポール 早川
新たな宇宙戦記物。宇宙軍一家の青年マイケル・ヘルフォートが主人公。
両親はすでに退役(これも訳ありっぽく今後の伏線か)して、その対立していた家系の子弟に嵌められ士官学校卒業時点から早くも障害に遭う。
この世界では、ピンチスペース航法という超光速手段と星系内の移動手段のマスドライバーによる方法があるらしい。マスドライバーは惑星上の航空機にも使われている。
主な攻撃手段はミサイルとレールガン。相対速度の大きさをエネルギーにした兵器で、あたりさえすれば甚大な被害が生じることを描いて見せる。
人類だけが(いまのところ)宇宙にいるようで、対するのは教義の厳しい宗教独裁国家ハンマー・オブ・クラア同盟。
星間連邦の技術を星間旅客船ごと盗んで、自国の経済発展に役立てようとするが、連邦も市民を誘拐されて黙っているわけも無く、奪還作戦が開始される。
とかまあ、ありきたりと言えばその通りなストーリーで、主人公マイケルとハンマーの要人の視点を移しながら進むが、正直冗長でだれる。
技術的な見所があるわけでも無く、帆船軍艦や戦記物を舞台だけ移した話なのに、人物の造形が浅い、粗い。ハリントンやロングナイフのほうが主人公が女性というだけでも興味が持てると言ったら、言い過ぎだろうか。
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